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チンパンジーの話

恒例の中部学院大学 松沢客員教授の公開講座がありました。初回から講座を聞いています。今年も都合がついたので、出かけてきました。

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講義室には、比較認知学の授業を履修している学生さんが座っていました。一般の聴講の方は、真ん中より後方に座って聞きました。

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白板の両サイドのスクリーンには、スライドやビデオが映し出されます。

ボッソウのチンパンジーの石器を使って油やしの種子の殻を割って中身を食べる様子や、木の葉を蛇腹状に折って木の穴から水を飲む様子を見ました。
石器を使うのは、ボッソウのチンパンジー独特の文化だそうです。他の地域のチンパンジーは道具を使うことはないそうです。
水は人工的に木の穴に入れているので、入れた量と減った量を量りビデオを合わせることでチンパンジーの飲んだ量を知ることができるそうです。これで分かったことが1回30cc、1日で多いときは800ccも飲むことが分かったそうです。

種子の殻を割ることは4歳くらいから、木の葉を使って水を飲むことは2歳くらいからできるようになるそうです。

チンパンジーの学習方法は、「教えない教育、見習う学習」だそうです。親方や師匠の技を盗んで覚えたちょっと前の徒弟制度に似ているなぁと思いました。

チンパンジーの研究でフィールドワークを行うときは現地食を食べるそうですが、時にはネズミやカエルなどが鍋の中に入っていて驚くそうです。私なら、食べるのを遠慮したいです。

緑の回廊は、野火にあいながらも成長しているそうです。はるかに大きくなった木もありました。

ボッソウのチンパンジーも高齢化になっているそうです。コミュニティー(社会)が無くなると、文化も無くなる。石器を使う・木の葉で水を飲む文化が伝承されない。これは、人間社会でも同じではないかな。

講義の時間は短く感じられました。内容が面白いですから。残念なことは、始まってしばらくしてから、松沢先生から私語の注意を受けた学生がいたことです。自分の意志で勉強しているのですから、もっと真剣に授業を受けてほしいものです。

Photo講座の終了後、サプライズで吹奏楽部員5人によるフルートの演奏がありました。これは、松沢先生の文化功労者表彰を祝してのことでした。演奏後、男子学生から花束の贈呈がありました。

次回の講座が楽しみです。

 

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